こんな方におすすめ
- 『霊媒師』を引いたときにどういう進行をしたらいいかわからない
- どのタイミングでCOすればいいのかわからない
- 対抗が出てきたら戸惑ってしまう
ボドゲノオトでは、上記のような悩みを持つかたのために『霊媒師』の立ち回り・勝つためのコツを紹介します。
『霊媒師』と直前に処刑された人された人物が「人間(白)」か「人狼(黒)」かを知ることができる役職です。
占い師と比べて重要度が低いとみなされることも多いのですが、責任を感じる進行方針・処刑者を決めることが多々あります。
「扱いに対して責任が重すぎる」と苦手とする人も多い役職ですが、個人的には非常にやりがいのある役職だと思っています。
本記事を読めば『霊媒師』の立ち回り・勝ち方のコツをマスターすることができます。
『霊媒師』が苦手という人は、記事を参考にして村を勝利に導ける霊媒師を目指してください。
占い師 | 霊媒師 | 騎士 |
村人 | 人狼 | 狂人 |
『霊媒師』概要
処刑した人の正体がわかる
『霊媒師』とは、前日に処刑した人が「人間(白)」か「人狼(黒)」かがわかる役職です。
『霊媒師』が村に提出する情報によって、
- 村に残っている人狼の数
- 処刑した人の正体から推理できる人狼位置
がわかります。
人狼を追い詰めるためにも、欠かすことのできない役職です。
村の進行役
『霊媒師』のCOが1人しかなかった場合、『霊媒師』が村の進行役を務めることが多くなるでしょう。
なぜなら村人にとって信じられる人は1確した『霊媒師』だけだからです。
処刑する人を誰にするか、占いを当ててほしい位置をどこにするかなど村人陣営が勝利できるように指示を出していきます。
『霊媒師』の仕事は「目的地(勝利)までのレールを敷くこと」だと覚えておいてください。
村を勝利に導ける『霊媒師』とは、例外なく正しい進行をとることができる『霊媒師』といえるでしょう。
『霊媒師』COするタイミング
初日CO
『霊媒師』のCOタイミングは初日がオススメです。
少し前までは、『霊媒師』の仕事は処刑者が出た後の2日目からなので2日目にCOしたほうがいいという習慣もありました。
しかし、『霊媒師』が初日にCOするメリットとデメリットを比較した結果、初日にCOしたほうがいいのではないかと考えられ始め、今では初日にCOする人が多くなっています。
勿論潜伏するメリットもありますので、必ず初日にCOすることが正解ではないですが、慣れていないうちは初日にCOするようにしておきましょう。
メリット | ・村人が精査すべき対象が1人減る ・進行役ができる ・占い師が占う候補から外れる ・人外に乗っ取られることがない |
デメリット | ・長く生存できない可能性が高まる ・襲撃が通った場合は、結果を1つも残せない |
2日目CO
占い師のCOが3人あった場合
占い師のCOが3人あった場合、進行方法は以下の2択となります。
- 占いローラー
3回の処刑縄で確実に2人外を処刑することができます。 - グレー処刑
真占い師を処刑することがなく、2日目に占い結果を1つ増やしてから精査を入れることで占い真偽がつけやすくなります。
占いの精査をつけるために初日に「グレー処刑」をすることもありますが、安定思考の人は「占いローラー」から入るでしょう。
初日の進行が「占いローラー」となり最初に白結果(真 or 狂人)の人物を処刑した場合は、人狼は霊媒師を連続襲撃してくる可能性が高いです。
よって『霊媒師』は、長くても2日目には襲撃されてしまいますので占い師を騙っている人狼がわからなくなってしまいます。
初日に潜伏して襲撃されなければ、2日目にCOすることで霊媒結果を最低2回みることができるので、占い騙りをしている人狼を確実に捉えることができます。
初日に潜伏することで騎士の護衛を残った占い師に寄せることができるのも強みの1つです。
メリット | ・騎士の護衛を占い師に寄せられる ・占い騙りをしている人狼の位置を確実に突き止められる |
デメリット | ・真占い師に占われる可能性がある ・襲撃されるリスクがある |
占い師が1人で確定した場合
占い師が1確した場合、騎士の護衛はほぼ占い師に入るため、『霊媒師』が潜伏するのも1つの手段です。
占い師が1確した場合に潜伏する1番のメリットは『霊媒師』の結果が長く村に残ること、1番のデメリットは占われる可能性が発生すること。
占い師に占われることがなければ基本的に大きなデメリットはありませんので、占い師が先にCOした場合は1度潜伏することも検討してみましょう。
占われないための手法として、占い師に占う先を指定してもらい、自分が候補に入っていた場合はCOするという方法もあります。
メリット | ・霊媒結果を多く残せる |
デメリット | ・占われる可能性がある ・村人が霊媒師まで精査しないといけない ・襲撃されるリスクがある |
『霊媒師』対抗が出てきた場合
霊媒ローラー
当然ながら『霊媒師』が1確しない場合もあります。
人外が『霊媒師』を騙ってくることもあり、その場合は「霊媒ローラー」を村が選択することが多いです。
霊媒ローラーを行った場合は2縄で確実に人外を1人処刑できます。
村が霊媒ローラーをすると決めたならば、村のために霊媒ローラーを受け入れて、翌日以降の糧となる行動をとるようにしましょう。
- 議論介入を極力控える
『霊媒師』として自分が真だと主張するのは議論時間の無駄遣いとなります。
村人が有意義に議論できるように極力議論介入はしないようにしましょう。
介入するときは、どうしても話しておきたいことがある時のみで十分です。 - グレーの精査に集中する
村に有益な情報を落とすため、グレーの精査に集中してください。
怪しい人、人間だと推理する人をしっかりまとめて、村に響くような遺言をしましょう。 - 議論回しを手伝う
進行役がいない場合は、村に許可をとって議論回しを手伝ってください。
進行役の不在で議論が進まないのは、村にとって有益ではありません。
村人が平等に議論できるように統制をとってあげてください。
村のためになるならば人外ではありますが対抗霊媒師が議論を回すのも悪くはないでしょう。
グレー処刑
『霊媒師』が2人出てきたら絶対霊媒ローラーするんですか?
霊媒ローラーじゃなくて「グレー処刑」のほうがメリットを感じるケースもあります。
- 1‐2盤面
占い師の占い幅を狭めるためにもグレー処刑のほうが強いです。
グレーで保護すべき役職は騎士のみですが、1‐2盤面でしたら騎士が露出したほうが強いのでグレー処刑をしていきましょう。 - 霊媒師が真狂だと推理するとき
霊媒師が真狂だと霊媒ローラーをしても人狼が処刑できないため、盤面が詰まりません。
霊媒師が真狂だと推理する人が多いならグレー処刑を提案してみましょう。
グレー処刑になった場合は、霊媒師の信用勝負になる可能性が高いためグレーの精査をしっかりしてください。
来るべき日に決め打ちが発生するため、村人に信じてもらえるようなスケールを提出できるようにしておきましょう。
『霊媒師』進行方法の紹介
進行方法➀一本指定
進行役が処刑する人を、1人指定して全員で投票を合わせて処刑することを「一本指定」といいます。
確実に処刑したい人物を処刑できるため、霊媒師の視点が詰まりやすいのが特徴です。
精査やスケールに自信があるならば、「一本指定」を宣言して進行してみてください。
メリット | 役職を保護できる 人狼に意図的な投票履歴を作られない |
デメリット | 霊媒師の視点が誤っていると村が劣勢になる 投票履歴から人外を推理できない |
進行方法➁二本指定
進行役が処刑する人を、2人指定してどちらかに投票していき処刑者を決めることを「二本指定」といいます。
投票先を2人に絞って投票してもらいますが、1点だけ注意すべきことがあります。
それは、「並べるだけの投票を禁止すること」です。
最終票を『霊媒師』が持っているから、好きな方を処刑できるように票を並べることを許可すると身内切りが簡単に発生してしまいます。
人狼仲間に投票しても後半の人が、並べるためにもう片方に投票するならば、人狼仲間に投票し得です。
二本指定を提案するときは、各自意志を持って投票してもらうようにしましょう。
メリット | 役職を保護できる 一本指定よりは投票履歴で精査ができる |
デメリット | 霊媒師の視点が誤っていると村が劣勢になる 人狼が含まれていない場合は投票で精査ができない |
進行方法➂非吊り提示
霊媒師が処刑したくない人(非吊り位置)を提示して、残ったグレー位置から処刑をいれる進行です。
1票の重みを重要視する進行で、処刑するつもりがない人に投票が入らないため村の投票が活きやすくなります。
3人程度非吊り位置をあげるといいでしょう。
メリット | 投票から精査がしやすい 票が無駄にならない 役職位置を非吊りにできたら役職が透けにくくなる |
デメリット | 人外に組織票を作られやすい 回避COされやすい |
進行方法➃完全グレラン
処刑したい位置・処刑したくない位置も特に明示しない進行を「完全グレラン(グレーランダム)」進行といいます。
議論中に人狼位置や人間位置をハッキリと見極めきれなかったときにオススメの進行です。
完全グレラン進行は、投票に制限がかからないため全員が自由に投票できます。
一人ひとりがしっかり考えた上で投票するため、それぞれの投票理由から精査を伸ばせます。
精査時間を延ばして、しっかり見極めていきましょう。
メリット | 投票行動から精査がつけやすい |
デメリット | 人外に組織票を作られやすい 投票順から役職が透けやすい 回避COされやすい |
『霊媒師』勝ち方のコツ
コツ➀決戦投票は極力避ける
「決定票を入れられる」というのは、強い『霊媒師』の条件の1つです。
最終票を持っているときに、何人か票が並んでいたことはありませんか?
弁明を聞きたいと思って決戦にする人をよく見かけるのですが、基本的に決戦は人外が有利だと覚えておいてください。
なぜならば人外は決戦弁明で役職COをすることで回避ができるからです。
役職懸念があるかもしれませんが、処刑されそうな位置にいるなら議論中にCOしているでしょうし、気にせずに決定票を入れましょう。
ココがポイント
議論中に
- 決定票を入れるつもりがあること
- 処刑される可能性が高いと思った役職者はCOしておくこと
を伝えておくと安心です。
コツ➁盤面によって処刑位置の決める
基本的に人狼だと推理する人を処刑するのですが、人狼狙いをする必要がない盤面も存在します。
- 人狼を狙って処刑したい
最も基本的な処刑方針です。
人外要素を最も拾ったプレイヤーを処刑します。 - 浮き位置を先に処刑したい
誰とも繋がる可能性がある浮き位置を詰める方針です。
先に処刑しておくことで翌日以降盤面が見やすくなります。 - SG位置を先に処刑したい
残しておくと人外に人狼として処刑されてしまう可能性があります。
『霊媒師』がいない状況でSG位置が処刑されると、霊媒結果が見えないため人狼だと推理する人も出てくるでしょう。
人狼位置を誤って認識してしまうと、推理の軸がすべて崩れてしまいます。
SG位置は予め処刑しておいたほうがいい盤面もあることを覚えておきましょう。
コツ➂霊媒師は逆算して思考する
強い霊媒師の条件として常に最終日を想定して考える「逆算思考」を持っていることが考えられます。
初日から最終日を見据えて、2日目以降の進行も提出できる『霊媒師』は村にとって頼もしい限りです。
【最終日を見据えるには】
- 最終日に残って欲しい人を考えておく
- 最終日に残って欲しい人の誰かが途中で襲撃されたパターンも考察しておく
- 占い師に占ってほしい位置も共有しておく
- 自分が襲撃された場合に、処刑択に入れてほしい人を宣言しておく
まとめ
『霊媒師』まとめ
- 村の進行を決める重要な役職
- 基本的には初日にCOする
- 状況に応じて進行方針を決定する
- 最終日を見据えて進行していく
ボドゲノオトでは『霊媒師』の立ち回り・勝ち方のコツについて解説しました。
本記事の内容を実践して村を勝利に導ける『霊媒師』を目指してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読者の皆様が本記事から何かしらのヒントや情報を得てくださり、少しでもお役に立てたなら幸いです。