こんな方におすすめ
- 『人狼』の戦術を勉強したい
- 『人狼』での勝率を上げたい
- 人狼戦術を詳しく説明しているサイトを探している
ボドゲノオトでは、上記のような人のために『人狼』の基本/応用戦術を徹底的に解説します。
『人狼』を引いたときに、「どう動いていいかわからない」という声を多く聞きます。
『人狼』の戦術を把握していないのは、公式を覚えずに数学のテストに挑むのと同義だと思っています。
公式を覚えてなくても問題は解けるかもしれませんが、遠回りになっちゃいますよね？
人狼戦術も把握していなくても勝てないということはないのですが、もちろん勝率はついてきにくいでしょう。
本記事では『人狼』がとる基本戦術/応用戦術を徹底して解説していきます。
『人狼』の勝率を上げたい人は参考にしてみてください。
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『人狼戦術』を覚えるメリット
『型』を身につけられる
日本で「人狼ゲーム」が流行してから20年以上が経過しています。
長い年月をかけて先人たちが感想戦を重ねていき「このように動いたら良かった...」と改善点を洗い出していきました。
そんな中で現在では「人狼戦術」という型がある程度固まってきています。
とはいえ「型にハマったプレーなんかしたくない」という人も中にはいるでしょう。
しかし、「型を知らないから外れた動きしかできない」のと、「あえて型から外れた動きをする」のとでは大きく意味が異なります。
スポーツでも武道でも一流のプレイヤーは、長年の歴史の中から生み出された型を身につけてから自分なりに発展させています。
人狼ゲームにおいても同じですので、まずは型となる「人狼戦術」を覚えていきましょう。
対応力が身につく
「人狼戦術」は「数学の公式」と類似しています。
問題を解くために最も適した手段が「公式」であり、人狼において窮地に立たされたときに打開する手段が「人狼戦術」です。
数学の問題を解くときに「公式」を覚えていないと使用することはできませんよね？
同じように「人狼戦術」も覚えていないといざというときに使用することはできません。
人狼が窮地になる「問題」に直面した時に打開策となる「人狼戦術」を知っているかどうかで打開できるかどうかが変わってきます。
窮地の数だけ打開策となる「人狼戦術」は存在し、「人狼戦術」を覚えているほど『人狼』としての対応力が変わってきます。
「人狼戦術」を可能な限り覚えて、対応力を高めていきましょう。
「人狼戦術」基本編
役職騙り
『人狼』の最も基本的な戦術は「役職騙り」です。
『人狼』が役職を騙ることで生じるメリットは多数あります。
内通が可能ならば役職騙りをどうするか相談して取り決め、内通がないのならば様子を見ながら各々が役職騙りをするか判断していきましょう。
役職を騙るメリット➀
役職を機能させない
村の役職は強力な特殊能力を所持しています。
特に『占い師』は『人狼』にとって脅威的な役職で、村に確定情報を何度も提出されるとお手上げです。
真役職者を確定させず、能力結果の信憑性を下げたり、護衛を外させましょう。
役職を騙るメリット➁
議論時間の浪費
あまり認識されてはいませんが、役職を騙ることは村の議論時間を浪費させることにも繋がります。
役職者が複数COすることにより、村人はどの役職者が本物らしいかという議論をします。
役職者の真偽に議論を使わせることで、グレーにいる人狼を探す時間を削らせることができます。
役職を騙るメリット➂
処刑回避
役職を騙ることで無駄に処刑されることがなくなります。
どれだけ偽物らしい騙りをしても、処刑回避できる可能性があります。
処刑回避できなかったとしても本物の役職を炙ることもできるため、無駄に処刑されるということはなくなります。
票回収
人狼個々の常套戦術なのが「票回収」です。
票回収とは、人間に対して味方であることをアピールして人間をコチラ側に引き込むことを指します。
人間に対して「あなたは人間だと思うから投票しない」とアピールすることが票回収の代表行動例です。
人狼ゲームにおいて『人狼』は処刑されないように立ち回る必要があります。
そのためには人間の投票を操ることが求められます。
票回収を行って人間を味方に引き入れ、「人狼に投票されない」「狙った人間に投票を集める」という状況を形成していきましょう。
票回収の例
- 対象者の白要素をしっかりと周囲に知らせる
- 対象者が疑っている位置を一緒に疑う
「人狼戦術」応用編
「占い真狼狼」
盤面をわかりづらくするために人狼2人が占い騙りをする「占い真狼狼」も有効です。
狂人が占い騙りをすると4COとなってしまうため、諸刃の戦術でもあります。
諸刃の戦術であるからこそ人間たちは「占い真狼狼」はしてこないだろうと考えるため意表をつくことができます。
「占い真狼狼」が形成できそうな盤面は限定されてはいますが、決まると人間たちは大きく混乱するため狙ってみるといいでしょう。
占い真狼狼が決まったときのメリット
- 村人のスケールが狂う
- 人狼2人で占い結果を騙って盤面を作れる
- 潜伏狂人が占われると進行を握れる
「霊媒真狼狼」
「占い真狼狼」より珍しいと言われているのが「霊媒真狼狼」です。
占い師よりも確実にローラーされる可能性があるうえ、占い師より村を混乱させる情報が出せないため霊媒師に人狼を2人割くとは考えにくいでしょう。
だからこそ霊媒師が3人出た場合に霊媒真狼狼を追われにくく、人間の意表をつくことができます。
特に3番目に霊媒COをしたときは、「人狼がわざわざ霊媒師としてローラーされにいくわけがない」と推理されて真を勝ち取れることもあります。
この戦術はグレーに残った人狼が占われてしまうとほとんど勝ち目がなくなるのが弱点です。
メリットに対してデメリットが大きい戦術なので注意は必要ですが、うまく決まると人間を混乱させることができます。
霊媒真狼狼が決まったときのメリット
- 霊媒師の中に狂人がCOしていると思われやすい
- 霊媒師で真を勝ち取りやすい
- 2－3盤面で漂白噛みをすると強い
「人狼戦術」仲間のHPをあげるCO
ライン切りからの役職CO
人狼が役職騙りをする有効性はお伝えしました。
役職騙りのためにどうせCOするのならば、とっておきのCO方法を紹介します。
基本的な考え方はシンプルで「ライン切りをしながら役職COを行うこと」です。
疑いあっていた2人の中の1人からCOがあった場合、人間視点はどう見えるでしょう？
「役職COした人が偽物の場合、疑いあっていた人は人間の可能性が高いから投票するのはやめておこう」と思う人が多いです。
役職CO者が偽物だと思われれば思われるほど、ライン切りしていた仲間の人狼はHPが上昇します。
どうせCOするのならばライン切りしてからCOしておくと、人狼が有利となる盤面をより形成しやすくなるためオススメです。
仲間のHPをあげる能力結果を出す
占い騙りをする場合、一緒に必要になってくるのが「占い結果」を毎日提出することです。
仲間の人狼に白結果を出すことで囲うのもいいですが、ストレートに囲ってしまうと偽だとバレたときに足が付きやすくなってしまいます。
そこで、間接的に仲間のHPを高める占い結果を出す方法を紹介します。
占い騙りで仲間を囲わなくても仲間のHPをあげることができます。
- 黒結果を出すときは仲間の人狼が投票した人を選ぶ
- 初日に仲間を見捨てる白結果を出す
仲間の人狼が投票した先に黒結果を出した場合、「○○さんが人狼だったので、○○さんに投票してた△△さんは人間だと思います」という論が出しやすくなります。
初日に仲間の人狼とやり合っている人に白結果を出して、仲間の人狼を1人だけ置いてきぼりにすると「○○さんは見捨てられているから人間だと思う」という論が出せるでしょう。
このように直接囲わなくても、方法次第で仲間のHPを上げられることを覚えておくと、いざという時に役に立ちます。
「人狼戦術」まとめ
チェックリスト
- 「人狼戦術」は数学の公式と類似しており、覚えていないと使用することはできない
- 「人狼戦術」を身につけると、窮地を覆す対応力があがる
- 『人狼』がしないであろう動きをあえてすることで盤面を複雑にできることもある
- 1人で戦おうとするのではなく、仲間のHPをあげるために行動することも大切
ボドゲノオトでは『人狼』の戦術について紹介しました。
本記事の内容を実践して人狼プレイの幅を広げてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読者の皆様が本記事から何かしらのヒントや情報を得てくださり、少しでもお役に立てたなら幸いです。
