こんな方におすすめ
- 『人狼』を引くと緊張する
- 何をしていいのかわからない
- とにかく『人狼』が苦手
ボドゲノオトでは、上記のような人のために『人狼』の立ち回り・勝ち方のコツを紹介します。
『人狼』は人狼ゲームの主役とも呼べる役職です。
昼時間には人間に扮して議論を行い、夜時間になると仲間の『人狼』と相談して人間1人を襲撃します。
『人狼』は役職の特性上必ず嘘をつかないといけないため、得手不得手が分かれると思います。
筆者も人狼ゲームを始めたてのころは、『人狼』を引くたくなくて役職配布のときはお祈りしていました。
何度もゲームを繰り返し、立ち回りや勝つためのコツを学習することで、今では好きな役職の1つとなっています。
記事を読めば、『人狼』の立ち回りや勝つためのコツがマスターでき、『人狼』への苦手意識もなくなります。
『人狼』が苦手という人はぜひ参考にしてみてください。
占い師 | 霊媒師 | 騎士 |
村人 | 人狼 | 狂人 |
『人狼』とは
人狼ゲームの主役
『人狼』とは、人狼ゲームにおいて欠かすことのできない役職で人狼ゲームの主役です。
『人狼』の特徴は下記の3つとなります。
- 襲撃能力がある
- 仲間の人狼を予め知っている
- 「占い師」「霊媒師」の能力結果で「人狼(黒)結果」が出る
人狼の特徴➀襲撃能力がある
『人狼』には「襲撃能力」があり、夜時間に1人の人間を襲撃しゲームから除外することができます。
個人的な見解として「襲撃能力」は、人狼ゲーム上で最も強力な能力だと考えています。
昼時間に人狼の形成が不利になっていたとしても、邪魔になる人間を襲撃することができれば一気に逆転することができるからです。
ゲーム上、夜時間に襲撃される心配をする必要のない唯一の役職であるのもポイントとなります。
人狼の特徴➁仲間の人狼を予め知っている
村人は『人狼』の正体を知らないままゲームを開始するため、村人同士で疑いあってしまうこともあります。
しかし、『人狼』は予め仲間の『人狼』を把握している状態からゲームをスタートできるため、知らず知らずのうちに仲間同士で争うということはありません。(身内切りは別とします)
この「仲間を知っている」というのは人狼ゲームにおいて大きなアドバンテージとなります。
仲間を知っているからこそ、戦略的に仲間を助けることもできるし、人間を狙い撃ちすることもできます。
『人狼』とは仲間と確実に連携がとれる素敵な役職なのです。
人狼の特徴➂村役職に「人狼(黒)結果」で通知される
『人狼』は占い師・霊媒師の能力結果で「人狼(黒)結果」で通知されます。
基本的には、占い師・霊媒師に見つからないように立ち回り、人間に紛れながら生存を図っていきます。
ナゾの「出題者」
人狼ゲームは正体隠匿系ゲームであり、村人は『人狼』を探すことを目的にしています。
村人が推理をする者であるならば、『人狼』はナゾを創造する者、つまりは「出題者」です。
村人も簡単に推理できるナゾよりも、難しいナゾを解く方がやりがいを感じることでしょう。
『人狼』を引いたときに緊張してしまう人は、村人を楽しませる気持ちで「難しいナゾを作ってやる」と割り切って考えたほうが気楽に取り組むことができます。
『人狼』の目標
『人狼』の目標➀1人1殺
ア式において人狼の目標として「1人1殺」というものがあります。
ア式は6縄4人外ですので、人間を3人処刑すれば人狼陣営の勝利となります。
『人狼』は3人いますので、単純計算すれば『人狼』1人が人間1人を処刑すれば人狼の勝利です。
霊媒師を騙って霊媒ローラーをしてもらうだけでも1人の人間を処刑したことになります。
自分が処刑される前に1人の人間を処刑することを目標にしましょう。
『人狼』の目標➁簡単に処刑されない
人間を1人も処刑できないまま、『人狼』が処刑されると人狼陣営は大きく劣勢となります。
『簡単に処刑されない』という意識をしっかり持って、1人でも多くの人間を処刑すべきです。
どれだけ不自然な形であっても役職を騙れば処刑から遠のくこともありますし、真役職をローラーしてくれることもあります。
処刑されそうな空気を感じとったら役職を騙って、簡単に処刑されないようにすべきです。
『人狼』立ち回り
立ち回り➀人間に対して『人狼』だと主張する
『人狼』は処刑されないために、人間に対して人狼だと主張していく必要があります。
まずは処刑対象としてもっていく人間を1人選んで、「人狼だと思います」と推理発表をします。
最初は1人の人間を『人狼』に見立てることから始めますが、最終的には3人の人狼を形成しなければいけません。
仮想3狼構成を定めることは、人狼が人間を処刑するために最も重要なポイントとなりますので覚えておきましょう。
ココがポイント
『人狼』は3人いるため、後半になればなるほど人狼仲間だと主張できる組み合わせが減少していきます。
(相互投票をしていたり、お互いが別の占い師から白結果をもらっている...など)
常に違和感の出ない仮想3狼構成を定めて、
- 襲撃先
- 処刑誘導先
- 能力結果(役職を騙っているとき)
を調整して戦略をたてていく必要があります。
立ち回り➁村人を味方にする
人狼ゲームは人間の数のほうが多いため、『人狼』の投票だけで人間を処刑することはできません。
人間を処刑するためには、必ず人間の投票が必要です。
人間の心を掴むような発言を繰り返していけば、「この人は人間かも...」と味方になってくれることでしょう。
自身の身を守るためにも、人間を処刑するためにも、人間を味方にするように立ち回っていきます。
具体的な方法
- 人間を「人間」だと主張して庇う
- 人間が怪しんでいる人を一緒になって疑う
- 常に人間視点で推理をしていく
人狼ゲームの本質は「票取りゲーム」です。
相手より1人でも多く味方を作れば勝利できることを忘れないように立ち回りましょう。
『人狼』勝つためのコツ
コツ①連携を意識する
人狼陣営勝利の勝つためのコツは、人狼同士でしっかり連携をとることです。
連携をとるといっても、3人の『人狼』が同じ動きをするという意味ではありません。
3人の『人狼』が全く同じ動きをすると、一網打尽にされる可能性が高いです。
『人狼』全員が役職を騙らずにいると盤面が詰まってしまいますし、全員が正しいスケールを提出すると人間を処刑できずに『人狼』が処刑されていってしまいます。
内通があるならば予め計画を仲間同士でたてておき、内通がないときは潜伏するつもりなのか役職としてCOするつもりなのか匂わせておくと仲間たちも動きやすくなるでしょう。
それぞれが役割を持って連携をとることが大切なのです。
役割 | 行動 |
---|---|
ファーストウルフ(FW) | ・村人を処刑する起点を作っていく ・積極的に議論に介入してかき乱していく |
セカンドウルフ(SW) | ・ラストウルフのサポートを意識する ・自分の命を使ってでもラストウルフを最終日に連れていくような動きをする ・処刑されそうになったら騎士COをするなどして騎士を炙っていく |
ラストウルフ(LW) | ・潜伏して最後まで残る ・村から人間らしく思われるような動きをとりながら最終日を目指す |
騙りウルフ | ・占い師・霊媒師など役職を騙る人狼 ・役職能力を騙って残りの人狼をサポートする |
『人狼』の連携のイメージは「ロケットの切り離し」。
「第1段階」「第2段階」と機体を切り離していき、最終的に「本体」を身軽にして打ち上げていきます。
「ファーストウルフ」「セカンドウルフ」と仕事をして「ラストウルフ」を勝たせるという動きがまさにそれです!
こちらもCHECK
初心者向け!すぐに使える『人狼』の基本/応用戦術 徹底解説
Reading Time: 2 minutes ボドゲノオトでは、上記のような人のために『人狼』の基本/応用戦術を徹底的に解説します。 『人狼』を引いたときに、「どう動いていいかわからない」という声を多く聞きます。 『人狼』の戦術を把握していないの ...
続きを見る
コツ➁初日の襲撃先の選び方
『人狼』の最大の武器である襲撃能力。
最も悩むのは初日の襲撃先の選び方ではないでしょうか?
役職を狙うのか、『人狼』にとって邪魔な人間を襲撃するのか選び方はさまざまです。
今回は初日がどのような盤面で終えたかによって初日に襲撃先の決め方を紹介します。
霊媒師1人、占い師が潜伏している場合
基本的には占い師を狙って襲撃します。
占い師を襲撃するコツは、占い師を探すのではなく占い師ではない人を探すことです。
自分のHPが低いのに序盤に投票を持っている人や、弱い要素で人を極度に疑っている人などは占い師らしくありません。
占い師らしくない人を探していくと、消去法である程度絞れるでしょう。
消去法である程度絞った後は、そこから1人を選んで襲撃します。
この時のポイントは占い師としてCOされたら厄介な人を優先して襲撃することです。
襲撃した人が占い師じゃなかったとしても、『人狼』が占い師として対抗すればいいため問題ありません。
人間たちが疑っている人を襲撃して、その人がただの村人であった場合は大きな痛手となります。
悩んだときは、脅威となるほうを優先して襲撃すると下ブレなく襲撃できるため覚えておくといいでしょう。
占い師が2人、霊媒師が1人の盤面の場合
占い師が2人、霊媒師が1人の盤面であった場合は、初日の『人狼』の立ち位置によって襲撃先を選んでいくといいでしょう。
『人狼』が占い師を騙っており、信用勝負が成り立つと判断した場合は、霊媒師や脅威となる人間を襲撃します。
打って変わって信用勝負が難しいと判断した場合は、占い師をすぐに襲撃して結果をなるべく残させないようにしましょう。
占い師を騙っているのが狂人である場合は、本物らしい方を襲撃で問題ありません。
狂人を襲撃してしまったとしても、残った占い師を『人狼』塗りすることもできますし、信用度を大きく下げることができます。
コツ➂ライン切りの使い分け
ライン切りは基本的に行わない
ライン切りは基本的に強くありません。
『人狼』は、『人狼』の位置がわかっているため仲間を疑ってしまう議論をしてしまいがちです。
ですが、ライン切りをした結果、『人狼』が処刑されると人狼陣営は苦しくなってしまいます。
『人狼』の目標は「1人1殺」であるため、『人狼』が仲間を処刑している余裕はありません。
『人狼』が処刑されると、一人ひとりの負担が大きくなってくるため、基本的には手を繋いで勝つことを目指していきます。
ライン切りをするなら全力で
ライン切りをする場合は、中途半端にしてはいけません。
仲間の命を引き換えにすることになるため、仲間の分まで1人でも多くの人間を処刑する必要があります。
ライン切りをするならば、他の人間に負けない武器として使用できるくらいに盛大に行いましょう。
中途半端なライン切りだと、どちらかの『人狼』が露呈したとしても『人狼』同士はまだあり得ると判断されてしまいます。
まとめ
チェックリスト
- 『人狼』はナゾの出題者
- 目標は「1人1殺」
- 人間として立ち回り、人間を味方につけていく
- 『人狼』同士で連携をしっかりとる
- ライン切りは基本的に行わない
本記事では『人狼』の立ち回り・勝つためのコツについて紹介しました。
本記事の内容を実践して勝てる人狼を目指してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読者の皆様が本記事から何かしらのヒントや情報を得てくださり、少しでもお役に立てたなら幸いです。